妊娠線が出来る原理を知って効果的な予防策を

妊娠線 原理 予防法

悪阻(つわり)も終わった妊娠中期や出産間近の体重増加が最も多い時に、お腹やお尻・乳房の下や脇などに妊娠線が出来る人がいます。

 

ではなぜできてしまうのでしょうか。原理を知れば効果的な予防策が立てられます。

 

皮膚は表皮・真皮・皮下組織から成り立っています。

 

表皮は伸縮性があるので、妊娠してもお腹や乳房が大きくなるにつれ一緒に伸びていきます。

 

それに対し、真皮や皮下組織の一部(コラーゲンやそれに巻きついた形で形成されているエラスチン)は弾力性がなく伸びにくい性質なので、急激な膨らみについていくことが出来ず、亀裂が生じてしまいます。

 

これが妊娠線が出来る最も大きな原理と仕組みなのですが、ここでご紹介したもの以外でもいくつかの理由がありますので、一緒に見て行きましょう。

 

そして、このページでは、原理と仕組み別に予防法も整理してご紹介した行きたいと思います。

 

妊娠線が出来てしまう仕組みとタイプ別予防法

妊娠線 原理 予防法

妊娠線が出来る原理は急激な増加に耐えることのできない真皮・皮下組織によるものであるのは、先ほどもご紹介した通りです。

 

ですが、妊娠線が実際に出来てしまうまでに起こる現象や症状にタイプがいくつかに分ける事が出来るので、改めて整理してみたいと思います。

 

まず、大前提として妊娠中は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになります。
この黄体ホルモンの分泌が多くなる事で、妊娠状態を維持する事が出来るので、必要な事なのですが、それによって生成されるコルチコステロイドという物質が真皮の繊維組織の柔軟性を奪ってしまうものである事が、最近の研究によって分かって来ました。

 

しかしながら、これはあくまでも前提条件とも言えるものですし、この段階から先で妊娠線が出来やすいかそうでないかが分かれ道になります。

 

妊娠線の予兆で『かゆみ』を感じる方の予防法

妊娠線が出来る直前に予兆として『かゆみ』を感じる方がおられます。

 

妊娠性痒疹や妊娠性掻痒と呼ばれる症状なのですが、起きている時間帯は意識してかきむしったりしないようにする事も出来ますが、問題は睡眠時間の無意識なかきむしりです。

 

これは、かゆみを感じる事を予防する事が出来れば良いのですが、保湿を丁寧に行ったとしても、かゆみを完全に防ぐ事は出来ません。

 

実は、かゆみを感じるところまで行ってしまうと、仮に今の時点で妊娠線が出来ていなかったとしても、高い確率で妊娠線が出来てしまいます。

 

しかしながら、それでは妊娠線が余計に目立ってしまったり、何ともなかったところにまで肉割れが増えてしまったりするので、クリームなどを塗りながら皮膚の再生を待つ事が理想的です。

 

それと、睡眠時間中の無意識のかきむしりを予防するために妊娠線クリームを塗って皮膚組織の補修を待ちながら、睡眠中はお腹周りや太ももなどのかゆみを感じる部位に包帯を軽めに巻くことで、無意識のかきむしりを予防する事が出来ます。

 

妊娠5ヶ月目〜6ヶ月目の頃に一気に出来る妊娠線

ちなみに成長期に一気に身長が伸びたり体重が増加する際に出来るひび割れも、妊娠線と同じ原理で起こります。

 

そのため、成長期にひび割れを起こした人は、必ずしもと断定する事は出来ませんが、普通よりも肉割れが起こりやすいと言えるでしょう。

 

妊娠線は一度できてしまうと、薄くなっては行くものの白く跡が残ってしまい完全に消える事はないと言われています。

 

そう考えると、妊娠線と肉割れが起こってしまう原理をしっかりと理解して、可能な限りの予防策を打ちたいものです。

 

妊娠5ヶ月目〜7ヶ月目に入る頃のタイミングは、最も妊娠線が出来やすいタイミングで、その理由は赤ちゃんに栄養を与えなければならない事も重なり、肌を柔軟に保つビタミンB群などが特に不足してしまう事が原因と言われています。

 

お腹の赤ちゃんにとっては、栄養を渡してくれるのはプレママさんしかいません。
ですから、栄養摂取に注意してくださいね。ただし栄養をすべて食事で補おうと思うと食べ過ぎの体重増加も心配なので、ビタミンB群を効率良く補給出来るサプリを利用するなど工夫は必要です。

 

赤ちゃんの急成長以外にもある肉割れの原因

妊娠5ヶ月目頃からの安定期と赤ちゃんの急激な成長以外にも、つわりが終わり食欲が増す事で太ってしまう事も肉割れやひび割れが起こる原因となります。

 

この時期の赤ちゃんは成長のためにたくさんの栄養を欲しがっています。

 

ですので、妊娠線予防とは言っても食事制限が長く続くようなダイエットはおすすめ出来ません。

 

ただ、食べる事を我慢するダイエットは、母体にとっても赤ちゃんにとっても危険な事なのはご存じの通りです。

 

妊娠中の安定期とは言っても、急激に体重が増えてしまう事は、妊娠中毒などの原因にもなります。
なので身体に負担が掛からない程度の軽い運動や酵素ドリンク、またはサプリメントなどでしっかりと栄養補給が出来ているダイエットに留意すると良いでしょう。

 

ちゃんとした栄養補給と程よいダイエットは体重増加を食い止めると同時に、皮下組織のコラーゲンやエラスチンと言ったものに対するアプローチでハリを保つ事も大切なんですよ。

 

なので、定期検診の時や、それ以外のタイミングでも、ちゃんと先生に相談して栄養補給を犠牲にしないダイエットを行ってくださいね。